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2016/8/2

「Honda歩行アシスト」を体験してみた!

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Report



7月27・28日に開催された「高齢者住宅フェア2016in東京」で、本田技研工業の「Honda歩行アシスト」が出展されていたので急遽体験させてもらいました!
つい先日、テレビ東京「ガイアの夜明け」でも「Honda歩行アシスト」が紹介され、その反響は大きく、放映後は視聴者の称賛の声が相次いだ模様です。



「Honda歩行アシスト」とは



ヒューマノイドロボットASIMOで培った歩行理論をもとに、1999年より歩行アシストの研究が行われました。
「Honda歩行アシスト」は、「倒立振子モデル」に基づく効率的な歩行をサポートしてくれる歩行訓練機器です。左右のモーターに内蔵された角度センサーが歩行時の股関節の動きを検知し、制御コンピューターがモーターを駆動します。足を前に振り出すときと足を後ろに蹴り出すときに、太もも部分をアシストしてくれます。
現在、多くのリハビリテーション病院や介護老人保健施設などで導入され、今後の展開もさらに期待されています。



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今回、本田技研工業株式会社の芝田さん(左)と伊藤さん(右)に「Honda歩行アシスト」をご案内いただきました。



シンプルな構成で装着がとても簡単!



機器はとてもシンプルで、腰フレーム、モーター、大腿フレームの3つで構成されています。



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腰フレームの両側にモーターが配置されています。



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背中部分に制御コンピューターとバッテリーが内蔵されています。



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装着は本当に簡単で、ほんの数十秒で装脱着ができてしまいます。立ったままでも座ったままでも3ヶ所のベルトを体に合わせるだけなので、誰でも手間なく装脱着が行えます。



装着して歩いてみました



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装着してみました。実に簡単に装着でき、あっという間でした。重さもバッテリーを入れて、約2.7㎏ととても軽いです。見た目も丸みがあってシンプルで、白いフレームに「HONDA」の赤いロゴがカッコイイですね。

始めの数歩で装着者の歩き方を学習します。左右の足のリズムや歩幅、歩行速度などを計測し、すぐにアシストが開始されます。
歩き出してみると、足を前に振り出すときと足を後ろに蹴り出すときに、太もも部分をアシストしてくれているのがよくわかります。リズムよくスムーズに、そして心地よく歩くことができます。リズムよく歩けるので、装着していないときより、早く歩くことができます。歩行時にモーターが制御されることで、足腰に負担を感じるようなことはまったくないです。モーター音もとても静かです。
機器を外して歩いてみると、足が重くなるのを感じました。それだけアシストされていたということですね。



データを見ながらその場で歩行を確認



計測されたデータは、リアルタイムでタブレット端末を見て確認することができます。タブレット端末で歩行モード(追従モード、対称モード、ステップモード)を設定し、使用者ごとに計測履歴の参照や比較ができ、パソコンで集計することも可能です。

  • 追従モード:装着者の歩行パターンに合わせて歩行動作を誘導。
  • 対称モード:装着者の歩行パターンを基に左右の屈曲・伸展のタイミングが対称になるように誘導。
  • ステップモード:ロッカーファンクションを獲得できるように誘導。※ロッカーファンクションについては、説明が長くなってしまうのでググってみてください。

「Honda歩行アシスト」は、歩行訓練の補助を目的とした機器なので、歩行が自立されている方や歩行練習にわずかな介助や見守りが必要な方が対象となります。一人で行うものではないので、医師や理学療法士と一緒に歩行訓練を行っていきます。



まとめ



「Honda歩行アシスト」は、脳卒中や脊髄損傷、大腿骨頸部骨折などの患者さんだけではなく、足の筋力が落ちた高齢者の歩行能力維持にも期待されています。歩く力が維持できれば、買い物や散歩など外出する機会が増え、結果、健康寿命が延び膨張する医療費を抑制することができます。今後も大手企業の医療・健康分野へのシフトが進むことで、多くの介護ロボットが生み出されることを期待します。