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2017/1/27

こんなものも!知っていると得をする介護保険で購入できる福祉用具いろいろ その2

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2.介護保険・特定福祉用具販売制度で「腰掛け便座・ポータブルトイレ」を賢く購入するには?


在宅介護サービス費とは別に、年間10万円を上限に購入費用の9割(一定以上の所得がある人は2割)が支給される特定福祉用具販売制度は、介護保険制度の中でも、家族の介護負担が軽減される制度です。

今回は、福祉用具販売の対象となっている5品目のうち「腰掛け便座」について、利用メリットや種類、選び方について詳しく解説いたします。

腰掛け便座やポータブルトイレって何?


要介護者の排泄をサポートする腰掛け便座やポータブルトイレは福祉用具店で購入することのできる福祉用具です。

特定福祉用具販売制度において、介護保険の支給対象となっている腰掛け便座には大きくわめて4つのタイプがあります。

<特定福祉用具販売で購入出来る腰掛け便座>
  • 据置式便座(和式便器を腰掛け式に変換)
  • 補高便座(洋式便器の上に置き、高さを補う)
  • 立ち上がり補助便座(電動式orスプリング式)
  • ポータブルトイレ(居室に置いて利用できるもの)

据置式便座とは?


据置式便座とは、自宅の和式トイレを洋式トイレに変えるための便座です。年齢を重ねたり、障害があるなどの理由で和式トイレにしゃがむことが難しくなった方も、腰掛け式に変更することでトイレでの動作がスムーズにできるようになります。

トイレのリフォームをしなければ……と思っていた方も、据置式便座を使えば簡単に自宅のトイレを洋式トイレに変えることができます。

補高便座とは?


補高便座は、自宅の洋式便器の上に取り付ける福祉用具です。立ち上がりが難しくなった方も、便座の高さを上げることで膝などにかかる負担を軽減することができる場合があります。

固定式と取り外し式から選べますので、同居の家族の有無なども考えて選びましょう。

ただし、補高便座は温水洗浄機能が使用できなくなることもあるので注意が必要です。また、利用の際には要介護者の方の膝下の長さに合わせて設置しなければいけませんから、福祉用具専門相談員などにきちんと相談することが大切です。

立ち上がり補助便座とは?


電動、もしくはスプリングなどによって便座の高さが移動する立ち上がり補助便座は、車椅子を使っている方や立ち上がり動作が難しい方に適した福祉用具です。

取り外し式のアームサポートが付いているタイプや、昇降の仕方が垂直もしくは傾斜タイプがありますので、介護度や障害の程度に合わせて選びましょう。

設置時には、トイレに十分なスペースが確保できるかどうかもきちんと確認する必要があります。

ポータブルトイレとは?


トイレに行くことが難しい方や、尿意・便意を感じてからトイレに行くまでの移動が間に合わないという方に向いているポータブルトイレは、居室でも使用できる点が特徴です。

便座・バケツ・フレームによって構成されていて、材質やついている機能も様々です。

ただし、一人で要介護者の方が使うにはある程度身体を動かせることが条件となりますので、一人で立ち上がりができるか、姿勢を保持できるかなどを確認し、介助が必要かどうかを判断することが大切です。

<ポータブルトイレの機能>
  • 消臭機能
  • 高さ調節機能
  • シャワー機能
  • 洗浄、消臭機能
  • 暖房機能 など

<ポータブルトイレの種類>
  • 標準型(プラスチック製)
  • 木製椅子型
  • コモード型(金属製)
  • ベッドサイド設置型(スチール製)

ポータブルトイレの選び方


種類も、付属する機能もいろいろあるポータブルトイレを使う際には、ポータブルトイレを置く部屋のスペースや利用する方の体の状態をきちんと確認して、最適なタイプを選びましょう。

実際にポータブルトイレを選ぶ際には、福祉用具専門相談員のアドバイスを得ることが確実ですが、基礎知識として次のようなポイントは押さえておくといいでしょう。
  • 安定感があるか
  • 高さは体にフィットしているか
  • 肘掛けが外せるか(外せるとベッドからの移動が便利)
  • 蹴り込みスペースがあるか(立ち上がりがしやすいため)
  • 便座の大きさは体格に合っているか
  • ベッドや車椅子から移乗しやすいかどうか

まとめ


介護を受ける方の尊厳にも関わる排泄ケアは、福祉用具を上手に活用することで、介助される側だけでなく、介助する側の負担も大きく軽減されます。

介護保険制度では、レンタルしにくい排泄ケアのための腰掛け便座やポータブルトイレを購入価格の1~2割で購入できますから、排泄ケアに悩んでいる方は、ぜひ利用できるかどうか、お近くのケアマネージャーや福祉用具専門相談員に相談してみましょう。